移住するということ。

島暮らし

今回は楽しいだけじゃない、移住するということの実体験のお話です。

島に限らず地方移住者には少なくないお話だと思うのですが、Iターンなど田舎暮らしの経験がない人がまず驚くこと。それは、自分の話題が自分の知らない住民にまですぐに広まるということです。

○○出身なんだって。〇歳らしいよ。○○の仕事するんだってさ。はじめはそんなもんでしょう。わたし自身もド田舎町で育ったので、こどもの頃から慣れた光景ではありました。それがそのうち、「この前ひとりで歩いてた」とか「ランニングをしてた」、「商店でアイスばっかり買ってる」とかそんなどうでもいいところまで見られるようになり、「あそこの家は朝は遅くまで寝てる」なんて、「え、一緒に暮らしてましたっけ?」というようなことまで言われることも。

なんでだろうと考えていたときに思い出したこども時代のこと。よく、こまめに草むしりをしたり、共働きで朝は時間がないのに洗濯物は外に干してた母親。冬は朝は早くから夜は遅くまで雪かきを怠らない父親。よく母親が口にしていた「そういうところをみられているものだから」の言葉。

島に住んで初めて草刈り機を
扱いました

つまり、草が伸びていると→だらしがない、洗濯物が外に干していないと→家事をさぼってる、雪かきがされていなかったら→まだ寝てる、と、こういうことなんですね。実際にわが家は、雪かきは除雪車が家の前を通る時間に合わせて除雪をするようにしていて(そのまま一緒に持っていってほしいから)、だいたい朝は6時半ころに通るので6時くらいから雪かきを始めるのですが、島の人たちは4時、5時ころからあたりまえに雪かきをしているんですね。天気によっちゃ除雪車が来るまでにまた積もることも少なくないので、わが家は1度の手間で済ませたいのですが、焼尻島は几帳面な人が多くきっちりとした仕事をみなさんされるのです。

積もらせた雪でつくったベンチとテーブルで暖かいココアを飲む

高齢者に限らず夜は寝る時間が早い分、朝に起きる時間も早い人が多い島の暮らし。とは言ってもわが家も5時~5時半には起きてはいるのですが、結局「カーテンが開いていない」とか「除雪がされていない」というところで=「まだ寝てる」と思われてしまうんだなぁと学びました。

勝手にそう思われないようにと意識をするようになったのですが、その結果わたしの身体に影響が出ようとは…このときは思ってもいませんでした。続く。。

草に雑じってこんな可愛い
花もあるからなかなか刈れず

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